株式投資と市場研究の兜町通信   鈴田孝史

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zoom RSS 南シナ海で米中対立が深まる中、中国が新空母建造を発表、威嚇のはずが笑いもの

<<   作成日時 : 2016/01/04 18:49   >>

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人工島を建設し基地化を進める中国に対して米国だけでなく、フィリピン、ベトナム、オーストラリアなども懸念を表明しているが、中国の国際法無視の態度は、一向に改まらない。今さら、人工島建設を中断することもできない。メンツを重んじる中国としては、周辺国から非難されようと強行突破をするほか無し、という袋小路に追い込まれてしまった。

イージス駆逐艦が「航行の自由作戦」を実施した後、米戦略爆撃機B52で中国が主張する領海、領空を侵犯して見せたが、中国には対抗手段はない。
そもそも、中国が南シナ海に滑走路のある軍事基地を建設したのは、艦載機を載せた空母も戦闘機もないからだろう。ウクライナから中古を買って改造した「遼寧」については、先のブログでも触れたように実戦配備できる代物ではない。燃料、銃弾、ミサイルなどを積み込めば、沈没してしまうかもしれない。


だから、何としても「不沈空母」が必要なのだ。空母戦闘群を構成するイージス艦や潜水艦も建造しいているが、ドアが閉まらず船内に海水が浸入し、洗面器で買いださねばならないという欠陥品。すべてが「オカラ工事」であり、それを軍部も承知しいよう。「遼寧」は、練習艦に過ぎない。

そのような状況下、中国国防省は昨年12月31日、初の国産空母の建造を進めていると発表した。現在既に保有している空母「遼寧」との違いは、この空母が「完全に中国独自の設計・技術で作られている」という。
中国独自の設計、技術で作ったのなら、欠陥品の可能性が高いが、笑ってしまうのは、スキージャンプ方式(自力滑走で離陸する)が採用される見通しと公表したこと。

米国の空母は艦載機が船上から滑走路を使わずに射出されるカタパルト(射出機)方式を採用されているが、中国にはカタパルトを開発する能力がない。そのため、「遼寧」と同様に旧式のスキージャンプ方式を採用せざるを得なかった。
この方式では、重装備の重い機体では、離陸できない。

また、中国が大連と上海で空母を建造中であることは、すでに航空写真などで明らかになっている。わざわざ発表しなくても、軍事関係者の周知のことだ。
それなのに、仰々しく発表したのは、威嚇目的なのだろう。
しかし、そのようなぼろ空母に米軍が恐れをなすはずもない。

尖閣で武装装備の公船が日本領海を侵犯したのも、日本が恐れをなして米国に泣きつくように仕向け、米軍の「航行の自由作戦」を中止させようとしたものかもしれれない。
それは、中国に米国をけん制する手段がない、ということでもある。軍事大国だと内外に喧伝しても、米軍に対抗できるはずもない。先にふれたステルス駆逐艦「ズムワルド」が南シナ海に配備されれば、それこそお手上げだ。

ところで、クリスマス休暇中は、横須賀に米艦船が多数寄港していたが、年末には、米原子力潜水艦、「シャルロット」と「テキサス」の2隻が出港している。
あるいは、南シナ海に展開しているのかもしれない。中国が虚勢を張ればはるほど、米軍の脅威にさらされることになるだろう。



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