株式投資と市場研究の兜町通信   鈴田孝史

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zoom RSS エボラ関連が軒並み大幅下落、流れは変わったか

<<   作成日時 : 2014/10/17 14:01   >>

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昨日はエボラ関連銘柄が多数ストップ高や大幅な上昇を演じたが、今日、17日の前場では、一転して下落率の上位に顔をそろえた。興研、重松、日本アビオ、日本エアーテック、富士フイルムも下落している。

手術用の手袋を手掛けるオカモトなどは、もともとどれほど業績に寄与するのか疑問だったが「風吹けば――」ということで、屁理屈を付けて買いあがるのは兜町のいつものこと。

ただ、「国立感染症研究所などと連携」などと期待されたカイノス(4556)やバイオベンチャーの医学生物なども軟調となっている。
日経平均は、1万5000円、1万4800円もあっさりと割り込み、下値のめどが見えない。現在のところは、1万4000円前後まで下落することを覚悟しておく必要があろう。

米国の疾病管理センターの所長は、エボラ熱はエイズに匹敵すると発言しているが、エイズの死者数は3000万人以上。エボラ熱でも同等かそれ以上の死者数となる可能性がある。

しかも、エイズであれば、性交を控えるなど自主防衛もできるが、空気感染さえ疑われ、防御服の効果さえ疑問視されているエボラの場合は、それ以上の被害者が出るかもしれない。

また、治療薬がないだけでなく、感染者を隔離するためには隔離病棟を建設し、医療施設を整えるだけでなく、働く医師、看護師、警備員なども集めなければならない。
米国のテキサス州ダラスで死亡したダンカン氏の医療費は、わずか9日間で総額は最大で50万ドルと推計されている。1ドル105円だとしても、5000万円を超える。一体、誰が、治療費を支払うのか。

西アフリカでは、感染者を拒否する病院があるが、先進国でも、医師も病院も嫌がるだろう。先のブログでも触れたが、アフリカとの関係が深いフランス、英国などに感染者が出るのは必至と見られている。さらに、エイズと違い、感染速度が速い。
潜伏期間が最大で21日と長いこともあり、感染しているとは知らずに移動する人も多い。

IMFは、世界経済の見通しについて、下方修正したが、更なる下方修正、−というよりも、「エボラ熱―暴落」とてありえよう。

その様な環境下、如何にして生き残るのか、について、知り合いなどと議論しているが、いい対応策があるわけではない。

いずれにしろ、エボラ騒動は、まだ始まったばかりで、これから世界的な「騒動」が本格化するだろう。欧米では、空港での検査体制や入国規制の強化策を打ち出しているが、効果は限定的だろう。空路だけでなく、陸路,海路からの入国もあり得る。

また、中東やアフリカからの難民、移民が欧州に殺到している。そのため、反対のデモなども多発している。反対派は、極右勢力とのレッテルを張られているが、現実に勢力を拡大しいてる。逆に、やがては、民主、平等、自由を唱えている現在の穏健派が、国家混乱の現況であるねとのレッテルを張られて指弾されることになるかもしれない。
それは、欧州統合の理念の崩壊が始まっている、ということにもなりえる。

いずれにしろ、各国が、次々と入国規制をしていけば、世界のヒト、モノの動きは減少して、世界経済が縮小していく。

IMFは、世界経済の減速を止めるために6兆ドルのインフラ整備が必要だと提言しているが、リーマンショック後の財政出動で各国は財政事情の悪化に見舞われている。なんとも、非現実的な提言でもある。

現在進行している「エボラ騒動」は、第二次大戦後の最大の危機へと発展する様相を深めている。





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