株式投資と市場研究の兜町通信   鈴田孝史

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zoom RSS 江沢民派の重鎮・周永康に死刑説、内部抗争は沈静化するか

<<   作成日時 : 2014/08/03 10:12   >>

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7月29日、中共中央規律検査委員会は周永康・前政治局常務委委員を「重大な規律違反」で調査すると発表した。そのため、日本の新聞でも大きく取り上げられたが、香港の政治評論誌「動向」6月号は、5月末、習近平主席は上海で江沢民元国家主席と密談し、「密談の席で周氏への処分をめぐって、習主席は周氏を司法機関に移し、元重慶市トップ・薄熙来(服役囚:無期懲役)と同じ懲役刑を求めると主張した。

しかも、腐敗撲滅の決意を示すために、「死刑」を言い渡すことも辞さない構えを見せたという。
 しかし、江元主席の主張は、周氏の党籍を剥奪し、現在受けている国家指導者としての待遇を下げることに留まるものだった。結局、長時間にわたる議論の結果、江元主席は周氏の司法機関送致を譲歩した。」という。

周永康が拘束されたのは昨年の12月。そして、周永康の親族のほとんどが拘束、調査され、関係者の300人も調査、拘束されたという。
すでに江沢民派の幹部、軍の幹部、周永康との関係の深い実業家なども「腐敗撲滅」を理由に処分されたものも多い。

それでも、周永康に対する調査については、不問に付されてきた。
天安門での自動車テロ、昆明の暴動などは、江沢民派が江沢民派への攻撃と周永康への調査を妨害するためだったとの見方もある。それだけ、周永康と江沢民派の抵抗勢力の力が侮りがたいものだったということだろう。

周永康は、公安部長兼政法委トップとして公安、武装警察、司法、諜報部門などを握り絶大な権力をふるってきた。2010年の段階で武装警察が150万人、公安が250万人もいるといわれていた。彼らを操ってきた。
更には、薄熙来・重慶トップと習近平体制を転覆するために軍部の協力も取り付けていたといわれている。
これだけの巨大勢力を一気に壊滅させるのは難しく、周永康の処分については保留にしておくほかはなかったのだろう。

香港誌「動向」が報じたように、本当に死刑にするのか、それとも薄熙来と同様に「無期懲役」で済ませるのかは不明ながら、江沢民派が更なる抵抗をする可能性もあり得よう。

中国社会全体が腐敗社会であり、軍部の腐敗も指摘されている。
あまりに厳しい「腐敗撲滅」運動を展開すれば、軍部、公安、武装警察からの反発も高まろう。何しろ、胡錦涛前主席が海軍視察に行った時、胡錦濤の乗船した艦船にミサイルを発射したほどだ。やることが常軌を逸しているので、追いつめられれば、何をしでかすかわからない。



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