株式投資と市場研究の兜町通信   鈴田孝史

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zoom RSS 中国軍需産業トップも続々と逮捕、兵器は欠陥品か

<<   作成日時 : 2014/06/23 02:21   >>

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習近平主席の「トラもハエも退治する」との腐敗撲滅運動は、エスカレートするばかりだ。当ブログに4月に書いた「中国の反腐調査員30人が暗殺され、内部抗争は激化と反日強化か」の項で触れたが、江沢民派の重鎮、周永康の家族や関係者が続々と拘束され、捜査の手は、李鵬元首相などにまで及び、元政法委関係者や共産党員の自殺も相次いでいる。

最近では、報道関係者の自殺も増加しているという。
大紀元(5月28日)によれば「中国では最近、報道にかかわる者の自殺が相次いでいる。かつて江沢民派に支配されていた宣伝が習近平色に染められるなか、幹部を対象とした人事異動や腐敗摘発も繰り返されている。報道に対する厳しい統制を受けながらも、党内の軋轢の影響を受ける末端の幹部はプレッシャーに押しつぶされているようだ。
最近数ヶ月間で報道に関わった6人の死が判明している」(「中国共産党「党の舌」内部の自殺者相次ぐ」)
 江沢民派が牛耳ってきた中央宣伝部は、習近平派に塗り替えられているため、様々なプレッシャーに襲われているようだ。

自殺ではないが、5月「5日、湖北日報グループの張勤耕社長兼党委委員は、「規律違反の疑い」で共産党委員会から解任された。湖北日報グループは総資産50億元(約810億円)で、11の新聞 、5つのニュースサイト、出版社などを運営する同省最大手メディア。違反の詳細については明らかにされていない。

 4日、福建省メディアグループの党委書記で会長の舒展氏もまた「規律違反」により当局の調査を受けている。
4月18日、中央対外宣伝弁公室の高剣雲副局長も同様に調査を受けている。
 人民日報もまた揺らいでいる。4月に社長、副社長、編集長と副編集長の交代があった。社長には習近平氏に近い、前編集長の楊振武氏が就任したことが伝えられた。」

 北朝鮮も体制の転換で血の粛清が行われたが、中共は銃殺刑にするほどの残虐性はないものの、処刑される人は、後を絶たない。
 環境汚染で、毎年700万人が死亡しているといわれているが、中国人の感覚からすれば、それくらいの犠牲者数は、大騒ぎするほどのことはないねということだろうが、それ故に、真剣に環境問題に取り組もうとしないのでもあろう。

さて、そのような環境下で、軍需産業のトップが相次いで拘束、逮捕されている。6月15日の新唐人は、「中国軍需産業の腐敗+日清戦争の悲劇が再び?」と題して、軍需産業の腐敗が激しいため、軍艦、大砲、銃弾などの兵器には欠陥が多く、日本と戦っても日清戦争のときと同じように敗退するのではないのか、と評している。

中国で最大の造船会社で、海軍の重要な装備品などを製造している滬東(ことう)中華造船公司の顧逖泉(こ てきせん)会長は、深刻な規律違反で当局の調査を受け、5月26日、司法機関に処理が引き継がれた。
また、「この事件の1カ月前、安徽省の長城軍工集団の黄小虎前会長も、3162万1000元に上る汚職や贈収賄、および複数の女性との不適切な関係で、起訴されていました。

黄小虎前会長は調査を受けていた時に、安徽軍工集団の張友仁元会長と陳聖天執務室主任の収賄をも告発しました。
長城軍工は主に、弾薬武器・設備の研究開発、生産、販売を手がけています。製品としては迫撃砲、対戦車ロケット擲弾(てきだん)発射器などがあります。取り調べ期間中、黄小虎前会長はまた、長城軍工の生産した砲弾には大きな欠陥があることも告発しました」(同紙)

知り合いの汚職を告白することで、いくらか罪が軽くなるのかもしれないが、大物たちには、子飼いの部下もいるので、新たな抗争の火種ともなりかねない。
薄熙来重慶トップのクーデーター計画を密告した王立軍は、暗殺を恐れて米国領事館に逃げ込んだが、中国人は報復するので、混乱するばかりだろう。
習近平の綱紀粛正路線は、中国社会全体が、腐敗、汚職にどっぷりとつかっているので、混乱を助長するだけだろう。

6月16日には、1979年の中越戦争に参加した軍人が待遇改善を求めて大規模なデモを実施したが、人民解放軍は、海軍、サイバー部隊、ミサイル部隊の強化などの軍の近代化を推進しているため、陸軍を中心に人員を削減せざるを得ないだろう。パレスチナからのミサイルを次々と撃墜したイスラエルの英雄は、ゲームオタクだったという。

今や求められる兵士の能力も変わってきた。コンピューターを駆使できなくては、話にもならない。サイバー部隊には、技術系大学出身者を特別待遇で集めているという。暴動多発に対応するため、武装警察に配置転換するにしても、待遇が悪ければ、不満の声が上がろう。しかも、年間20万件と言われている暴動鎮圧のために武装警察は、休む間もなく出動しなければならず、やはり不満は高まろう。

そして、一人っ子が多いので、本気で戦う気があるのかと疑問視されている。6月17日、湖南省衡陽市の武器庫で爆発事故があり兵士17人が死亡したが、持ち出して転売しようとしていた疑いもあるという。

上が腐敗すれば、下級兵士とて甘い汁を求めて悪事に走る。
いずれにしろ、中国の最大の造船会社のトップが捕まったのだから、中国艦艇が事故を起こして沈没するといったことは、ありえない話ではないだろう。

写真は元軍人の抗議集会ー大紀元より







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