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英国のスピード社の水着、「レーザーレーサー」を買い材料に、6月9日以来、連騰を続けてきたゴールドウインの株価だが、13日、急落した。80円安の380円だった。昨日、12日には、高値で539円まで急騰しているので、159円の下落幅だ。 10日、出来高急増にともない、信用取引での空売りが急増したので、売り方の買戻しによる踏み上げ相場となる可能性があったが、それは、一瞬にして、霧消したようだ。 6月3日から13日までの株価の推移については、下記の通りだが、空売り規制は10日のよる発表。10日の終値は379円で、空売りは、その株価よりも安い時点で増加しているので、380円まで下落すれば、売り方の焦りも解消されつつある。 逆に12日、13日に買った投資家は、売り場を失って、頭を抱えていることだろう。 今日、13日は、完全な右肩下がりだったにもかかわらず、17,293,000株と出来高は多い。12日も、売り規制がかかったためか、出来高は多かった。 そこに、ひとつの、不思議な現象も起きている。いわば、ザラ場の「空洞化」ともいえる。 日付 始値 高値 安値 終値 前日比 出来高 (1株) 6/13(金) 445 451 380 380 -80 17,293,000 6/12(木) 524 539 460 460 +1 26,316,000 6/11(水) 454 459 439 459 +80 8,763,000 6/10(火) 324 379 319 379 +80 63,830,000 6/9(月) 310 315 288 299 +54 12,344,000 6/6(金) 237 251 234 245 +10 374,000 6/5(木) 226 235 225 235 +12 129,000 6/4(水) 225 227 223 223 -2 50,000 6/3(火) 227 227 225 225 -4 42,000 ゴールドウインに投資しているのは、踏み上げ相場を狙ったセミプロ級の投資家が多数を占めていると思っていたのだが、実は、仕事で忙しくて、ザラ場を見れないサラリーマン投資家が多かったようだ。 というのも、大幅な下落なにもかかわらず、売り方と買い方の激しい攻防戦などは、演じられなかったからだ。いや、空売り規制で、利食いによる売り物以外はないのだから、売り方は手をもがれている。 もし、売り規制がなければ、昨日も、ストップ安になっていたとも考えられる。 ザラ場を見ないサラリーマン投資家は、12日にプラス1円で引けたので、連投の後の一服ぐらいに考えていたのだろうが、ザラ場を見ている投資家は、12日時点で異変に気づいたことだろう。 12日の5分足チャートを掲載したいのだが、私には、どうすればいいのか分からないので、言葉で説明するほかはないのだが、そのチャートを見れば、一目瞭然でもある。 12日は、前日のストップ高を受けて、買い注文が殺到し、寄り付いたのは9時51分。始値は、前日比で65円高の524円だった。数分後の9時58分、この日の高値、539円まで駆け上がった。 ところが、6分後の10時4分、465円まで急落する。高値からわずか数分で74円も下落したのだ。 その後、急回復するのだが、後場に入っても、13時30分ごろまでは、530円の高値圏にあったが、またも520円前後から470円まで急落している。 また、すぐに500円台に回復するのだが、その後は右肩下がりで、大引けの460円まで下落している。 なぜ、急落するのか、といえば、買い注文が薄いからだ。1円刻みで1000株、2000株の買い注文で高値をつけているので、わずかに1万、2万株の成り行きの売り注文でも、ズルズルと急降下していく。 だから、空売りの規制がなければ、12日の段階で、売り方は、面白いように株価を下落させることが出来ただろう。 要するに、出来高が急増したといっても、サラリーマン投資家などが、ネットで前日の夜や早朝に買い注文を出すが、ザラ場は、ほとんど見ていないし、また、売り買いをしている投資家が少ないのだろう。 ネット取引は便利なものだが、売り買いが交錯するのは、前場の、それも10時前が中心で、それを過ぎると出来高が激減してしまう。それが、「ザラ場の空洞化」現象でもある。 そしてまた、今回のゴールドウインの相場で気づいたのは、上げるにしても下げるにしても、一方通行となり、それも、瞬時にして、状況が一変することだ。 昔から、「売りは早かれ」とは言うものの、「売りは、瞬速」でなければ、勝てないということでもある。 さて、今後のゴールドウインの株価だが、今度は攻守が一転して、高値掴みの投資家が、どう判断するのかにかかっている。幸い、09年3月期の業績は向上しそうなので、何とか、株価が回復する事を祈るのみだがー。 東洋経済の「四季報」は、今期業績について、厳しい見方から会社予想の一株益へと上方修正している。 株価の再急騰は難しくなったようだが、まだ、業績相場へと変わる可能性は、あるだろう。 |
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